IT教育の現状2
こんにちは!ステップライフ菊陽教室の有富です。
前回に引き続き、IT教育の現状を考えたいと思います。
現在の世界経済を牽引しているのはIT産業です。
IT産業にはなんと言っても「人工知能」と言う夢がある。投資が加速するのも当然です。
富士ソフトの「パルロ」、肥後銀行の窓口で金融商品の案内へ。ロボットによる「説明内容の均一化」も狙う
自動車にも絶賛導入中の自動運転技術もこの人工知能の初歩と言えるでしょう。
IT産業の中心といえば、カリフォルニアのシリコンバレーがありますね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC
シリコンバレーに本社を置く超有名企業といえば
以下の通り、現地にはこれら有名企業の他にも中堅のIT企業が名を連ねています。
アドビシステムズ
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)
アジレント・テクノロジー
アップル
アプライド・マテリアルズ
シスコシステムズ
eBay(イーベイ)
エレクトロニック・アーツ
Google(グーグル)
ヒューレット・パッカード (HP)
インテル
インテュイット(英語版)
ジュニパーネットワークス
ナショナル・セミコンダクタ
Facebook(フェイスブック)
ネットアップ
NVIDIA(エヌビディア)
オラクル
サン・マイクロシステムズ
シマンテック
ザイリンクス
Yahoo!(ヤフー・インク)
小学生でも知ってる会社がいくつもあるのではないでしょうか?
日系企業が全く入ってないのが気になりますが、
因みに韓国の若者に絶大な人気があるのはサムスン電子です。
スマートフォン:GALAXY は日本よりも海外でウケているようですね。
サムスン、韓国就職人気1位を奪還 「高収入」武器に
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDX17H0V_X10C17A4FFE000/
そう、現在の世界経済は、IT産業が牽引してるのです。
但し、「人工知能」と言う大きな夢に支えられたIT産業にも欠点はあります。
それは、お金がかかること。
家計にIT端末や通信費が占める割合は、食費や光熱費と同程度では無いでしょうか?
つまり、一般庶民の家計に高額なIT費用が鎮座し、レジャーや贅沢品にお金を回す余裕がないのです。
毎月発生する高額な固定費は借入金の返済と同じです。
携帯電話登場前の固定電話料金と比較すると通信費が数倍に跳ね上がってるのはご存知の通り。
家計がそのような状態では、贅沢品にお金が回らないのは当然と言えるでしょう。
一般庶民は、食費を切り詰めてでも、高額なスマートフォンと高速な通信回線を契約しており、
このことが、貧富の差を生む一因になっているとも言えます。
最近はIT技術を駆使した犯罪も激増中。何故なのか?そう、IT技術は金になるのです。
ロボットプログラミングとは、一般的な習い事とは違い「職業訓練」的な意味合いを持っています。
当然に楽しいことばかりではない。小学生にとっては、暗くて、苦しい授業と感じることがあるかもしれません。
日本経済の原動力は「小型化・高性能」にあると言われていますし、我々日本人もそれを信じて期待しています。
しかし残念ながら、現在の日本のIT企業において明るい話題は少ないですね。既に世界のハイテク業界の第一線から退いた感があります。
まず、絶望的な人材不足。新しい分野であるがために、教育が追いついていないのが現状です。
また、IT教育を導く人材も不足している。
10年程前に世界的に支持された、ノキア、モトローラ、日本のパカパカ携帯も今や風前の灯です。アップルコンピュータは画期的な新商品「iPhone」によって、ほんの数年で一気にIT業界の順位を覆しました。
日本の3大通信キャリアもiPhone+自社回線のオマケを付けて、高速回線の販売に躍起になってます。
たった1個の商品を売るために、通信回線というインフラをオマケに付けているのです。
たった1個の発明品で一発逆転が起こるのもこの業界の特徴。
私が、パソコンを始めた年齢は25歳位のとき、25年ほど前です。
それなりにパソコンと通信回線があれば、どんな場所でも生きていくことが出来ると自負しています。
小学生から始めれば、もっと上達するでしょう。
パソコンや情報端末を玩具として使いこなせるようになれば私なんかよりももっと上を目指せます。
ステップライフで実施しているロボットプログラミングで主に使用するツールはラズベリー・パイと呼ばれるキットとスクラッチと呼ばれるプログラミング言語です。スクラッチはNHKでもレッスンが放送されていますのでご存じの方も多いはず。このプログラミング教育を小学校から始めようと提言したのは、楽天の三木谷社長です。
現状、日本のIT教育は世界から取り残されつつありますが、まだ勝敗が決まったわけではありません。人材育成には途方もない費用と時間が必要なのです。映画「インターステラー」で描かれたように、人間の一生を超える研究と育成が必要です。いつの日か我らがステップライフからもスティーブ・ジョブズを超える人材を世界に送り出したいと日々奮闘しています。映画「インターステラー」の感想は次回やりたいと思います。